カフェ開業に役立つ資格は?専門学校でどんなことを学ぶ?
カフェ人気は衰えを知らず、趣味にカフェ巡りと答える人も多いです。一言にカフェと言っても、最近は様々なコンセプトのお店がありますよね。スタンダードにコーヒーを味わう喫茶店風のカフェからパンケーキなどのスイーツをメインにドリンクを提供しているお店など個性豊かなカフェが軒を連ねています。今回は、将来自分でカフェを開きたいと考えている人向けに、開業するときに役立つ資格や専門学校ではどんなことを学べるのか掘り下げていきます。
■カフェ開業に必ず必要な資格とは
カフェを開業したいと思ったら「資格」として必要なのは「食品衛生責任者」です。これは、食べもの・飲み物を提供する場合に必要な資格で、カフェだけではなく飲食店全般を開業・運営する人は必須の資格です。
役立つ資格というよりは、必ず保持していなければならない資格になるため覚えておきましょう。とはいえ、特別難しい資格ではありません。食品衛生責任者の資格は、保健所で実施されている講習を受講すると取得できます。
近年のカフェブームの影響もあってか、講習会は人気で数カ月先まで満席となっている場合が多いようです。開業を決めたら早い段階で動き始めなければ、オープン予定日に間に合わないという可能性もありので注意しましょう。
取得した都道府県で開業しなければいけないという決まりはないので、開業予定のお店の場所と資格を取る都道府県が違っていても問題はありません。
■カフェ開業前に取っておきたいおすすめ資格
カフェ開業を目指す上で事前に取得しておきたい資格をいくつかご紹介します。
①調理師免許
食事をメインとするカフェを考えている場合は、調理師免許を持っていた方が安心です。調理に関する知識と技術を持っている証明になりますし、取得しておくと開業時に必要な「食品衛生責任者」の講習がパスとなります。取得するには指定の学校へ1年以上通い卒業するか、2年以上の実務経験の後試験に合格する必要があります。
②栄養士免許
健康志向のカフェを開きたい場合は、栄養士免許を持っていると便利です。メニューに「栄養士考案」という文言を書くことが出来るので、お客さんとしても安心できるお店になります。こちらも調理師免許同様、「食品衛生責任者」の講習が免除となります。栄養士免許は栄養士について学べる指定の学校を卒業することで申請・取得できる資格になります。
他にも、カフェを自分で経営することを考えている場合は「簿記」、コーヒーに力を入れたお店にしたい場合はコーヒーに関する資格もあります。自分が将来開きたいお店に合わせた資格を取得するのが成功のポイントです。
■カフェ開業時に気を付けるべきポイント
カフェを開業するために、事前にクリアにしておきたい大切なポイントがいくつかあります。お店を持ちたいと考えてもすぐに開業できるものではないのです。
①余裕を持った資金調達
お店の建設費や開業時の様々な申請の他、食材費や人件費、広告費、向こう数ヶ月分のキャッシュと、自分のカフェを開くためにはある程度資金が必要になります。お客さんが常に入って来る保証はありませんし、コロコロと変わりやすい社会情勢を考えてある程度余裕を持った資金を作っておくことでリスクを減らすことができます。
②お店のコンセプトを固める
お店の雰囲気が安定しないとお客さんは何度も通ってくれません。どんなコンセプトで行くのか、どんなお客さんをターゲットにするのか、オープン前にしっかりと固めておく必要があります。
③出店場所の市場調査
最も重要なポイントと言っても過言ではないお店の場所。繁華街や駅の近くは人通りも多いですがその分家賃が上がりますし、人の流れも変わりやすくなります。地域や場所によって住んでいる人も全然違うので、自分が出したいお店とお客さんが上手くマッチする所を選ぶのがポイントになります。
独学でこれらをイチから考えるのはなかなか難しいもの。費用はかかりますが、確実な経営を目指すのであれば専門の学校学ぶのが安心です。
■まとめ
ここまで、カフェ開業に役立つ資格や専門学校についてご紹介してきました。 将来自分が開きたいお店のイメージに合わせて取得しておきたい資格や選ぶべき学校の分野も変わってきます。まずはなりたい将来を想像して、自分に合ったものを選んでいきましょう。