調理・製菓系の専門学校の気になる学費は?

調理や製菓系の専門学校に通いたいと思っている人の多くが気になっているのは、やはり「学費がどれくらいかかるのか」ですよね。
今回は、実際にいくら学費が必要になるのか具体的にご紹介していきます。
調理・製菓系の専門学校への入学を検討している人はぜひ参考にしてみてください。

■調理専門学校の平均的な学費
調理専門学校に通うと思っても、学費の面がネックになることがあります。
調理分野の場合たくさん実習で料理を作ったりしますし、最新の機器を揃えていればたくさんお金がかかってしまうのでは…と心配になる人も多いと思います。
そんな調理系専門学校の平均的な学費はどのくらいかかるのか、まずは相場を調べてみましょう。今回は、東京にある調理系専門学校の学費の平均を出してみました。
それぞれの専門学校の学費(1年分)を以下にまとめています。
東京にある調理専門学校の1年制コースを比較すると、およそ120万円から220万円の間の学費がかかることが分かりました。それらの平均を計算してみると、調理系専門学校の1年間の学費は、約154万円となります。
今回比べた専門学校の学費をご覧いただくと分かりますが、調理系の専門学校は選ぶ学校によって約100万円近く差があることが分かりました。
調理分野の専門学校は最短で1年から卒業を目指すことが出来るので、高校卒業から就職するまでだいたい150万円程度学費を用意すれば良いということになります。

■製菓専門学校の平均的な学費
続いて製菓専門学校の平均的な学費はどのくらいかかるのか、相場を調べてみましょう。
製菓系の学校は調理師専門学校に比べて、より繊細な技術が求められますし、バターにフルーツに食材費もかかるイメージがあるため「学費も高いのでは?」と思う人も少なくありません。
そんな製菓系専門学校の平均的な学費はどれくらいかかるのでしょう?製菓系も調理と同じく、東京にある製菓専門学校の学費の平均を出してみました。
それぞれの専門学校の学費(1年分)を以下にまとめています。
東京にある製菓専門学校の1年次目の学費を比較していますが、およそ130万円から220万円の間の学費がかかることがわかり分かりました。それらの平均を計算してみると、製菓系専門学校の1年間の学費は、約164万円となります。
平均した金額だと調理系よりも高くなりますが、各学校による学費の差がそこまで大きくないという点が挙げられます。また、調理系と比べて高いイメージがあった人には意外かもしれませんね。
平均的な金額はこのようになりましたが、それぞれの専門学校で学費が異なるので、気になる専門学校があれば情報を早い段階から集めることをおすすめします。

■調理専門学校でかかる費用の内訳
学費と一言に言っても、どんなことにお金がかかっているのかパッと分かりませんよね。
ここからは、実際に払うことになる学費の詳しい内訳をみていきましょう。調理専門学校でかかる学費の内訳項目は、このようになっています。

・入学金
・施設費
・授業料
・実習費
・教材費
・教育後援会費
・学友会費

「施設費」というのは、主に学校内にある設備の利用料や修繕・維持費のことを指します。「実習費」は生徒が実習で使う機材を揃えたり、メンテナンスをする費用になります。食材費などは「教材費」の中に入ることが多いようです。「後援会費」や「学友会費」は生徒が学校に通う間安全に充実した生活を送れるようにサポートするための費用となります。学園祭の費用に充てられたり、部活動やサークルの活動費になることもあるようです。
学校によってかかる費用は異なりますが、どこの専門学校も共通して入学金・施設費・授業料・実習費などがかかります。調理師は実習を基盤としている部分もあるので、施設費や実習費がかかるのも納得です。

■製菓専門学校でかかる費用
次に製菓専門学校ではどのようなものが費用としてかかるの項目を紹介します。

・入学金
・授業料
・実習費
・施設設備費
・教材費
・教育後援会費
・学友会費
・研修積立費

製菓専門学校も調理専門学校と同様、入学金・授業料・実習費・施設設備費などは必須でかかります。それぞれの内容は調理系学校と同じです。
パティシエの研修を海外で実施する学校は、研修積立費が含まれているところもあるようです。
それぞれ学費が高い・安いだけで判断するのではなく、内訳を見ることでその学校が何に力を入れているのか、お金をかけて通うだけのメリットがあるのかどうかを見定めるきっかけにもなります。

■専門学校選びのポイント
専門学校は全国に数多く存在しているので、どの学校を選べばよいか迷う方も多いと思います。まず、第一に確認しておくべきポイントは、自分が学びたいことが学べる環境かどうかです。他には、就職実績や実習の頻度、講師陣についてもチェックしておきたいポイントです。
実際の学校の様子を確かめる意味でもオープンキャンパスの参加をおすすめします。いくつか比較しないとわからないこともあるので、気になる学校をピックアップします。気になることは事前にメモしておいて、当日講師の先生やスタッフに質問してみましょう。

■まとめ
ここまで調理・製菓系の専門学校の気になる学費についてご紹介しました。自分が学びたい内容と学校の環境、それに支払う学費が見合っているかどうかは、何度も調べて足を運ばないと分かりません。納得のいくまで比較して自分に合った学校を見つけましょう!